近年のスコーン人気の高まりで、とうとうデパートの催事でスコーン屋だけのフェアが開催されるまでになりました。幸せなことです。

今年の5月、実際に行ってみました。出店はなんと27店舗。かなりの混雑ぶりで、時間のなかった私は、取り急ぎ、行ったことのないお店3か所で購入して帰りました。

そんなブームの中でも、私のスコーンの好みは昔から変わりません。口の中でもそもそするものや、やわらかいものより、断然、ザク、ホロ食感派です。そんなわけで「英国スコーン」をかかげるお店を見つけては試す日々。アフタヌーンティーもスコーンが主役であってほしい。

お気に入りは、英国の本場レシピに忠実に作っているというスコーン屋さん。コッツウォルズの街並みを再現したという界隈にあり、アフタヌーンティーも好み通りです。地元にも好みのお店があるのですが、仕事の休みと営業日がなかなか重ならず、こちらはたまの楽しみにしています。

そんなスコーンにちなんだ話。日本在住のイギリス人の知人男性から以前聞いたのが、「スコーンにつけるのは、クロテッドクリームが先かジャムが先か」論争です。クロテッドクリームとは、英国の伝統的な乳脂肪分の高いクリームのことです。出身地の違いで分かれるこの論争、ご存知のかたも多いかもしれません。

  • デボン(Devon)式は、クロテッドクリームが先
  • コーンウォール(Cornwall)式は、ジャムが先

どちらもイングランド南西部にある、隣り合う地域です。

彼の家は父がコーンウォール、母がデボン出身のため、夫婦で絶えずもめていたそう。日本における、つぶあんVSこしあん論争のようなものでしょうか⋯

ちなみにクロテッドクリームは、日本でもスコーン屋さんで販売されていることがあり、イートインの際についてくることも。甘くはなく、さっぱりした味わいです。

私は⋯スコーンは素材の味そのままが好きなので、何もつけないことが多いのですが、あえてつけるならクロテッドクリームが先でしょうか。ジャムはあとから一部にちょっと乗せる感じです。

では、知人のイギリス人男性はどちらなのか。

「僕はデボン派だよ」

が彼の返答でした。つまり、母親についたということですね。

お父さん頑張れ。